-
国名の由来
現在の有力な説(マヤ言語アカデミー)は、ナワトゥル語で「森林の大地」を意味する「グアテマヤン」という先住民語が変化して「グアテマラ」になったというものである。
-
常春の国
首都グアテマラ市は標高1,500mの高原に位置する中米最大の都市である。首都グアテマラは一年を通じて温暖な気候であり、色とりどりの花が咲き乱れることから「常春の地」とも呼ばれている。
-
マヤ文明の国
グアテマラは、マヤ系先住民民族が紀元前より居住しており、3世紀から9世紀にかけて、建築、彫刻、数学及び天文学を中心に稀に見る高度な文明を築き上げた。特に、天文学、数学、建築等に優れ、インドと同じく「0(ゼロ)」の概念を発見していたことは特筆される。現存するティカル遺跡(世界遺産)やマヤ暦は同文明の粋。
-
多文化国家
グアテマラでは人口の約半数をマヤ系先住民が占め、22の言語集団が居住する。マヤ以外にもガリフナ(アフロカリビアン系)、シンカというグループも存在、言語や文化の多様性という点で際立つ。
-
グアテマラ富士
グアテマラ市の南西に位置するアグア火山(水の火山の意味)は、3,766mの標高を有し、高さといい形といい我が国の富士山に非常に似ており、在留邦人の間では「グアテマラ富士」と呼ばれ親しまれている。
-
グアテマラ桜
「グアテマラ富士」同様に在留邦人に親しまれているものに「グアテマラ桜」がある。これは、スペイン語で「マキリスグア」と呼ばれる花であるが、花といい樹木といい日本の桜によく似ている。
-
観光資源豊かなグアテマラ
グアテマラでは、マヤ文明のティカル遺跡、キリグア遺跡及び植民地時代の古都アンティグア市がユネスコにより世界遺産として認定されている。更に、最近ではエコツーリズムのブームでグアテマラを訪れる観光客も増加している。
2000年4月、日本人観光客殺害事件が発生して日本人観光客数は一時的に減少したが、日本のテレビ局や雑誌では、しばしばマヤ遺跡、国鳥であるケッツアル鳥、アンティグア市のイースターの模様等が紹介される。また、2003年には、日本(東京、静岡、宮崎、高知、鹿児島)で「神秘の王朝マヤ文明展~」が開催され、30万人が鑑賞した。