「グアテマラ陸上競技用器材整備計画」による機材供与式の実施（ケツァルテナンゴ市）

　12月1日、ケツァルテナンゴ市スポーツ複合施設にて、令和2年度対グアテマラ草の根文化無償資金協力「グアテマラ陸上競技用器材整備計画」にて調達された陸上機材183個の供与式を実施しました。
　同供与式には、山元大使のほか、陸上連盟ホルヘ・マリオ・ガルシア代表、ケツァルテナンゴ市陸上協会エルサ・モンテロッソ会長、同協会ミチェル・レグラン・コーチその他青年陸上選手が参加しました。
 
　今回の機材供与は、2021年3月に実施した「グアテマラ陸上競技用器材整備計画」の署名に基づき、グアテマラ・オリンピック委員会の協力の下、調達されました。このプロジェクトでは、グアテマラ陸上選手の競技能力向上、潜在的な陸上競技者の参加促進及び青少年を対象とした体育教育の質の向上のため、陸上器材を整備し、オリンピックにおいて唯一のメダル獲得経験のある陸上競技のさらなる発展を目的として実施しています。グアテマラ・オリンピック委員会に対し84,518米ドル（約929万円）を供与し、同団体の協力の下、投てきや跳躍競技用の陸上競技器材を整備するものです。
　これまで、機材の不足や老朽化により、練習には、針金等で何度も修理し使用した機材や、水道パイプを代用して手作りしたハードル等を使用していましたが、今回の供与により、国際大会に使用されるレベルの機材を使って練習をすることが可能になりました。 　今回供与した機材は、ケツァルテナンゴ市の他、グアテマラ市ドロテオ・グアムシュ・フローレス・スタジアムとリビングストン市スポーツ複合施設で使用されています。この陸上機材の供与が、今後、グアテマラにおける優秀な陸上選手の育成と陸上競技の発展につながることを期待しています。