10月31日、首都郊外に位置する私立イツモ大学において同大学パイス・リエラ図書館への図書寄贈式が行われました。同式典には当館松本参事官の他、ペレス・イツモ大学学長、カスティージョ・パイス・リエラ図書館長、山口当地JICA事務所所長、関係者が出席しました。
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出席者代表らと |
今回の寄贈は、公益財団法人東京財団政策研究所による「日本理解促進のための図書寄贈事業」(Read Japan Project)の一環として、15冊の寄贈が実現しました。この図書寄贈事業では、海外のオピニオン・リーダーや日本研究を専門としていない研究者の日本の理解促進を目的として、日本に関する英文図書を厳選し、世界各国の図書館や研究機関へ寄贈しています。
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松本参事官あいさつ |
ペレス・イツモ大学学長あいさつ |
JICAでは、日本の開発経験(日本の近代化の経験や戦後のドナーとしての知見)を学ぶ機会を提供する「JICA 開発大学院連携プログラム」のアウトリーチ活動として、全世界でJICAチェア事業を実施しています。グアテマラでは、7月27日から、イツモ大学にて3期目の授業が開講され、多くの学生が日本の開発経験等について学んでいます(講師はJICA山口所長、ファシリテーターは同大学のマーレーン・キャンベル教授)。
このJICAチェア事業の一環として、本年、同大学のキャンベル教授が訪日しました。寄贈式では、キャンベル教授の訪日体験および学術交流に関するプレゼンも行われました。
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キャンベル教授によるプレゼン |
図書贈呈の様子 |
今般の寄贈図書がイツモ大学の学生および教授の方々に活用され、日グアテマラの交流が活発化することを願っています。