サン・マルコス国立病院に対する医療機材供与式

令和4年8月26日

令和2年度無償資金協力「経済社会開発計画」

 8月26日、サン・マルコス県サン・マルコス国立病院にて、日本の支援(無償資金協力「経済社会開発計画」)にて調達されたX線装置および心電計の供与式を行いました。同式典には、山元大使ほか、同病院長アルフレド・ロンゴ氏、サン・マルコス県長ルイス・ベラスケス氏、サン・マルコス市長ウィリー・フアレス氏、サン・ペドロ・サカテペケス市長フアン・ゴンサレス氏、医師や看護師ら関係者約100名が参加しました。


参加者代表らと

 このサン・マルコス国立病院に供与された固定型X線撮影装置および心電計は、2020年8月、山元大使とペドロ・ブロロ前外務大臣との間で交わされた、供与額3億円の保健・医療関連機材のための無償資金協力(「経済社会開発計画」)の口上書署名に基づき、日本国際協力システム(JICS)にて日本で調達されたもので、2022年7月に同病院への機材設置が完了しました。
 
供与式の様子 式典出席者ら

 この無償資金協力では、サン・マルコス国立病院に対する機材供与の他、グアテマラ国内13県に位置する17箇所の病院に対して、救急車や超音波画像診断装置、診察用テントや超低温冷凍庫等の機材が供与され、各病院で使用されています。

固定型X線撮影装置

 同病院は同地域の主要病院として、サン・マルコス県のみならず、隣接するメキシコのタパチュラ市含む周辺の国内外地域からの患者を無償で受け入れています。他方で、これまでは医療機材の不足により、多くの患者が十分な治療を受けられない状態でしたが、今回の機材供与を通じて、機材不足の問題が改善されました。
 
テープカットの様子 日本政府に対する感謝状贈呈

 日本の支援により多くの人が質の高い治療を受けられるような医療体制の強化に繋がることを願っています。
(了)