「キチェ県における先住民族の小学校教育改善事業」署名式の実施

令和6年3月14日

令和5年度日本NGO連携無償資金協力

   3月14日、桑名大使は当館において、令和5年度日本NGO連携無償資金協力「キチェ県における先住民族の小学校教育改善事業」の署名式を実施しました。 式典には、桑名大使のほか、プラン・インターナショナル・ジャパンのグアテマラ・プロジェクトマネージャーの皆木氏、プラン・インターナショナル・グアテマラ代表のロレーナ・デ・ガルシア氏及び当国教育省企画局長のフランシスコ・サポン氏が出席しました。
 
(左から)デ・ガルシア氏、皆木氏、桑名大使、サポン氏
 
 本プロジェクトでは、日本のNGOであるプラン・インターナショナル・ジャパンに対し600,741米ドルを供与し、キチェ県サン・アントニオ・イロテナンゴ市の先住民族の児童が学ぶ小学校の教育改善を目指します。
 
署名の様子
 
 本事業が対象とするキチェ県では、貧困の指標が高くなっており、貧困層の所得向上の妨げとなっている主な原因として、小学校の修了率、中学校の就学率の低さ、教育の質の低さ等が挙げられます。こういった現状を改善するべく、現地の小学校13校を対象として、教師に対しての研修、算数教育、教材作成、読解力向上のための1,200冊の図書寄贈、図書室・図書コーナーの設置、児童と保護者を対象としたワークショップ等、様々なプロジェクトを通じて、教育レベルの改善を目指します。
 
桑名大使による挨拶 皆木氏による挨拶
デ・ガルシア氏による挨拶 サポン氏による挨拶
 
 今回の支援が現地の教育レベルの向上、そして、対象地域における、貧困の解決につながることを期待しています。
(了)