X線医療機材供与式

令和2年11月6日
  11月3日、山元大使は山口当地JICA代表と共にポータブルX線医療器材の供与式に出席し、ジャマテイ大統領に同機器6台を引き渡しました。
 同式典にはブロロ外務大臣およびフローレス保健大臣も参加しました。
 

 今般の供与は新型コロナウイルス危機に直面するグアテマラ政府の取り組みを支援するため、JICAが実施する技術協力プロジェクト「妊産婦と子どもの健康・栄養改善プロジェクト」の一環として実現しました。供与総額は367万ケツァル(約48万米ドル)に上り、今般引き渡された機器は以下の病院に届けられる予定です。
 
  1. ペテン県 臨時病院
  2. サカパ県 臨時病院
  3. エスクイントラ県 臨時病院
  4. ケツァルテナンゴ県 臨時病院
  5. アマティトラン 国立病院
  6. レタウレウ県 国立病院
  供与機材

 ジャマテイ大統領は、「新型コロナウイルス危機の困難な時期に友好国である日本は連帯の意を示してくれた。今般の機器が供与される病院はグアテマラにとって重要な病院であり、グアテマラの国立病院システムの機器改善に役立てられる」と述べました。
 
 山元大使はグアテマラ政府の新型コロナウイルス危機に対する取り組みに敬意を表明すると共に、「このような困難な時期にこそ、両国が連携して取り組むことが重要であり、日本は今後もグアテマラの発展のために協力を継続する」と述べました。
 
式典後,ジャマテイ大統領と意見交換する山元大使 プレス・インタビュー

 グアテマラ政府の新型コロナウイルス危機への対応を支援するため、日本政府はこれまでJICAと共に総額320万米ドルの医療機器および関連備品の供与に連携して取り組んでいます(一部実施済み)。また、汎米保健機構/世界保健機構に対し、新型コロナウイルス検査、モニタリングと制御に関連した能力向上、および感染予防への対応力向上等に充てられる資金24万3,500米ドルを支援しました。
 
 日本の支援がグアテマラの人々に役立ち、グアテマラの医療ネットワークの強化に繋がることを願っています。