潜在移民及び帰還移民の若年層に対する経済再統合支援計画（IOM連携）：キチェ県ホヤバフ市職業訓練校ケダテ・センターの引渡式

　1月28日、キチェ県ホヤバフ市にて、国際機関連携無償資金協力「潜在移民及び帰還移民の若年層に対する経済再統合支援計画（IOM連携）」（4.83億円）の一環として新設された職業訓練校ケダテ・センターの引渡式を実施しました。同引渡式には、カリン・エレーラ副大統領、ステファニー・ダビオット国際移住機関（IOM）グアテマラ代表、マテオ・ベラスケス・ホヤバフ市長および桑名大使が出席しました。
 

（左から）桑名大使、エレーラ副大統領、ダビオットIOM代表、ベラスケス市長

 
　職業訓練校ケダテ・センターは、今回引渡式を実施したホヤバフ市の他にも、ウエウエテナンゴ県マラカタンシート市で新規建設、ソロラ県サンタ・マリア・ビシタシオン市おいて既存施設の改修が実施されました。
 

裁縫室で洋裁を学ぶ学生たち	椅子や鏡が整備された美容実習室

 
　各施設ではキッチン、美容実習室、コンピュータ室、裁縫室などが整備されており、同センターに通う学生は就職に必要な様々な技術を習得することができます。
   
　近年、主に中南米諸国から米国への非正規移民が継続的に多数発生しており、移民創出抑制や帰還移民の社会再統合等が地域全体で課題となっています。今回の供与が、潜在移民および帰還移民の若者等の能力向上に貢献することも期待されます。