医療用X線装置の供与式(IAEA平和的利用イニシアティブ)

令和元年7月29日
 2019年7月25日,チマルテナンゴ県テクパン第1総合病院において,IAEA平和的利用イニシアティブを活用した機材引渡式が実施され,当館から伊藤書記官が出席しました。

 本案件は,原子力の平和的利用分野におけるIAEA(国際原子力機関)の技術協力活動を促進するために設立された「平和的利用イニシアティブ(PUI:Peaceful Uses Initiative)」を活用し,2018年に発生したフエゴ火山噴火被害に対する支援の一環として,エスクイントラ地域病院,ティキサテ病院(以上エスクイントラ県),テクパン第1総合病院(チマルテナンゴ県)に対し,それぞれ携帯型医療用X線装置を1台ずつ供与するものです。支援総額は,機材設置およびトレーニングを含め,212.940ユーロ(約180万ケツァル)です。
 
(供与機材と主要出席者)
(ソト保健大臣からの謝辞) (供与機材の視察)
 本式典には,ソト保健大臣,チャン・エネルギー鉱山大臣ほか,両省関係者,病院関係者が出席し,各出席者から,本件支援が医療現場でいかに重要であるかの説明や,IAEAおよび日本政府に対する謝意が示されました。本件支援が,両国の友好関係の象徴として,地域における保健サービス能力を向上させ,グアテマラ国民の健康改善に貢献することを期待しています。