サン・ビセンテ病院ICU改修完工式の開催

令和4年6月15日
 6月15日、グアテマラ市サン・ビセンテ病院にて、日本の支援により改修・機材設置を行ったICUの完工式が開催され、山元大使ほか、保健省医療施設調整官のテルマ・アギラール氏、サン・ビセンテ病院長カルロス・クアン氏、同院ICUセンター長エリック・ガリンド氏、JICAグアテマラ次長中山俊氏、その他関係者約100名が参加しました。


クアン院長および山元大使によるテープカット

 このサン・ビセンテ病院のICUの整備は、JICAによる令和3年度技術協力「新型コロナウイルス感染症流行下における遠隔技術を活用した集中治療能力強化プロジェクト」にて、施設の改修と機材供与を行いました。


供与された医療機材一部

 また、このプロジェクトでは、日本とグアテマラ間をつなぎ、同院の医療従事者に対しオンライン研修やセミナー、ワークショップが引き続き実施されています。これら支援を通じて、グアテマラにおけるコロナウイルスを含む感染症重症例に対する能力強化を行っています。この完工式では、研修を終えた医療従事者に対する修了証も授与されました。
 
供与式の様子 式典出席者代表らと

 遠隔技術を導入している公立病院は、サン・ビセンテ病院が初です。同院は今月から患者の受け入れを開始する予定です。
 日本の支援により多くの人が質の高い治療を受けられるような医療体制の強化に繋がることを願っています。
 
(了)