グアテマラ外務省における広島・長崎原爆関連写真展の開催

令和5年8月28日
 8月8日、グアテマラ外務省において広島及び長崎の原爆関連写真展の開会式を実施しました。
 
 同イベントは、本2023年の「日本・グアテマラ外交樹立88周年」を記念し、また唯一の被爆国である日本として広島・長崎への原爆投下78周年を追悼し、また平和追求へのメッセージを共有するため、グアテマラ外務省およびJICAグアテマラ事務所との共催により開催しました。

日・グアテマラ外交関係樹立88周年記念ロゴを盛り込んだ
開会式の案内
 
 写真展では、長崎市平和推進課から提供いただいたミニミニ原爆展の資料、また広島平和記念資料館のポスター資料をJICAグアテマラ事務所の協力を得て展示したほか、開会式では、原爆映画製作委員会の監修による映画「ヒロシマ・母たちの祈り」(1990年)を上映しました。
 
 同開会式には、ラミレス外務次官、エルナンデス二国間総局長を始めとした外務省幹部・職員、当地外交団、国際機関及び有識者、プレス関係者ら約90人が出席し、また多数の方がオンラインで参加しました。
 
山元大使あいさつ 外務省ロビーでの開会式
ラミレス外務次官あいさつ 外務省に贈呈した写真の前での記念撮影

 当館山元大使は、「日本には、唯一の被爆国として『核兵器のない世界』へ国際社会をリードする特別な責任がある。核兵器保有国とその他の国との立場の違いが顕著化する中、日本は「核兵器のない世界」実現のため、毎年の核兵器廃絶決議の提出のほか「ヒロシマ・アクション・プラン」を提唱。広島G7サミットでも「核軍縮に関するG7広島ビジョン」として核軍縮への機運向上に努めている」と我が国の取り組みを紹介しました。一方、ラミレス外務次官は、「平和とは単に戦争の不在だけでなく、核兵器のない世界において幸福を感じるときに実現するもの。グアテマラは、地域および世界の平和実現に取り組むことを約束する。グアテマラと日本は正にこの平和と発展という共通の目的のために共に歩んできた。」と述べました。
 
写真展オープニングのテープカット
展示会場内の様子

 開会式の後、平和と核兵器のない世界を願い「折り鶴」の折り紙ワークショップを行い、外務省関係者や外交団など約45人が参加しました。
 
折り紙ワークショップ

 写真展はグアテマラ外務省ロビーにおいて8月17日まで展示され、延べ約480人が鑑賞しました。
なお、開会式の模様は以下からご視聴いただくことができます。
 
 
写真展