「トドス・サントス・クチュマタン市内4小学校教室・インフラ整備計画」引渡式

令和4年8月25日

平成30年度対グアテマラ草の根・人間の安全保障無償資金協力

 8月25日、ウエウエテナンゴ県トドス・サントス・クチュマタン市ブエナ・ビスタ地区小学校において、教室および運動場の完成に伴う引渡式を開催しました。式典には、山元大使に加え、ウエウエテナンゴ県長ホルヘ・フアン・デ・レオン氏、教育省ウエウエテナンゴ県事務所長ウィリアム・ラミレス氏、カスティージョ・コルドバ財団(FCC)代表アンドレス・ポラス氏、地元の地方開発協議会(COCODE)、教師、学生、コミュニティの人々が参加しました。
参加者代表らと
 
 
 このプロジェクトは2020年1月に建設が完了しましたが、コロナウイルス感染拡大の影響により、記念式典の実施が見送りになっていたところ、今般、コロナ感染状況が改善していることから、引渡式を実施しました。
 
山元大使挨拶
 
FCC代表ポラス氏挨拶
 
式典の様子

 このプロジェクトでは、子供たちの学習環境の改善と地域の教育開発のために、日本政府からカスティージョ・コルドバ財団に対し88,933 米 ドル(9,960,496円) の資金を供与し、ウエウエテナンゴ県トドス・ サントス・ クチュマタン市にある 4小学校に対し、2教室の建設と3つの運動場の整備を行いました。

 このプロジェクトで対象となったロス・カリージョ地区小学校では、教室の耐久性が低く、強風や児童の動き等により頻繁に揺れが生じ、安全性に問題があったため、子供たちが安心して授業を受けられるよう、新たに2教室の建設を行いました。
 また、トゥイコイ地区小学校、ブエナ・ビスタ地区小学校、ロス・ペレス地区小学校では、運動場は、乾季には強風と乾燥した大気の影響で砂塵が発生し、雨季には泥状になり使用が困難であり、また大量の岩や石がむき出しの状態となっており、児童が転倒し怪我をする可能性が非常に高かったため、児童が安全に運動できる運動場の整備を行いました。
 
整備された運動場・教室

 このプロジェクトでは、合計500 人以上の児童生徒、教師、保護者、および約 963世帯の家族が被益者となる予定です。

  今回のプロジェクトによる学習環境の改善が、子どもたちの未来のみならず、地域の発展につながることを願っています。

式典に参加した生徒ら(整備された運動場にて)
 
(了)