日・グアテマラ外交樹立90周年記念日本人移民撮影写真展の実施

令和7年2月10日
 2025年2月6日、日・グアテマラ外交関係樹立90周年記念事業の幕開けとして、グアテマラ国立考古学博物館において、「日・グアテマラ外交樹立90周年記念日本人移民撮影写真展」開会式が開催され、桑名大使が出席しました。本事業は当館、文化スポーツ省及びグアテマラ国立考古学博物館、CIRMA(メソ・アメリカ地域研究所)の共催で実施されました。
 
桑名大使挨拶 (左から)オルティス考古学博物館長、アセンシオCIRMA企画部長、デブルグCIRMA理事長、桑名大使
 
 今回の写真展では、屋須弘平(やすこうへい)氏と羽幹昌弘(うもとまさひろ)氏、2人の日本人写真家の作品を計22点展示しております。
 屋須弘平(やすこうへい)氏は、1878年にグアテマラへ移住し、写真館「Fotografía Japonesa、 Juan Jose Yas」を開業し、19世紀末および20世紀初頭のアンティグア市の模様を数多く写真に残したグアテマラ移民として高い評価を受けました。羽幹昌弘(うもとまさひろ)氏は1981年~2005年にかけて、屋須氏が撮影した写真と同じアングルでアンティグアの風景を撮影し続けた写真家です。異なる時代のグアテマラの風景を映した2人の日本人写真家の作品をつうじて、グアテマラの歴史的・文化的変遷、そして当時のグアテマラの人々と日本人移民との繋がりを感じられる展示会となっております。
 
CIRMAによる写真の説明 館員による着物についての説明
  
 また、本展示会では、日本文化紹介事業の一環として、当館の打掛や着物も展示しており、6日の開会式では館員が来場者に対し着物について説明しました。
 本展示会は2025年3月30日(日)まで行われますので、ぜひお越しください。