【外務大臣表彰】 ヘラルド・アギーレ氏(グアテマラ・オリンピック委員会会長)、オットー・サラビア氏(グアテマラ折り紙協会会長)、国立サンカルロス大学言語センター

令和4年3月8日

 3月3日、ホテル・カミノレアルで開催された天皇誕生日レセプションにて、外務大臣表彰授与式を実施しました。今回表彰されたのは、グアテマラ・オリンピック委員会会長ヘラルド・アギーレ氏、グアテマラ折り紙協会創立者・会長のオットー・サラビア氏、国立サンカルロス大学言語センター(CALUSAC)の2個人及び1団体です。



(左から)アギーレ氏、サラビア氏、山元大使、CALUSACセンター長ラモス氏

 この外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。
 今回授賞した2個人、1団体の功績は以下の通りです。

1【令和3年度外務大臣表彰】
 グアテマラ・オリンピック委員会会長 ヘラルド・レネ・アギーレ・オストゥマン氏
 アギーレ会長は、スポーツを通じた日本とグアテマラとの相互理解及び友好親善に寄与した功績を称え、表彰されました。アギーレ会長は、20年以上にわたり、当国のアスリート育成・スポーツ教育の発展に尽力した実績を持ち、特に2013年に東京が2020年オリンピック・パラリンピック開催国として選ばれた後は、グアテマラ代表団の代表として、大会成功のためリーダーシップを発揮したほか、奈良県田原本町および北海道恵庭市とのホストタウン交流の活発化に貢献しました。
 

   
  アギーレ会長と 東京オリンピック2020
開催100日前イベント
ホストタウン交流の様子  


2【令和3年度外務大臣表彰】
 グアテマラ折り紙協会創立者・会長 オットー・リオネル・サラビア・ガルシア氏
 サラビア氏は、グアテマラにおける折り紙を通じた日本文化の普及に尽力した功績を称え、表彰されました。グアテマラ折り紙協会を創立し、グアテマラにおける折り紙のパイオニアとして全国各地で定期的に折り紙教室を実施しているほか、自身の作品の展示会を行い、当国での折り紙普及に貢献しています。また、当館文化事業への協力実績も多数に上るほか、自身の数学教師としてのバックグラウンドを活かし、折り紙を通じた数学教育発展に貢献しており、2016年11月と2017年7月にはTV東京の招へいで訪日するなど、日本での知名度もある折り紙専門家です。

 

   
  サラビア氏と 折り紙教室の様子1 折り紙教室の様子 2  

3【令和2年度外務大臣表彰】
 国立サンカルロス大学言語センター(CALUSAC)
 CALUSACは、当国最大の日本語学習機関として、当国における日本語教育普及に貢献した実績を称え、表彰されました。当国には日本語教師が非常に少なく、当国での日本語教育普及・継続が困難な中、同センターは、継続して日本語コースを開講し、毎年多くの日本語学習者を受け入れています。同センター学習者には、年に1度開催される日本語弁論大会(※2020年からはコロナ禍により未開催)での優秀賞・入賞獲得者や、文科省による国費留学生プログラム推薦者等、優秀な日本語学習者を多数輩出しており、当国における日本語教育普及に多大なる貢献をしています。
   
  CALUSACセンター長ラモス氏と 日本語弁論大会の様子 CALUSAC日本語教師ら  

 授与式では、山元大使による勲記読み上げと表彰状が授与された後、各表彰者からは、今後も日本に貢献するともに日本に対する感謝の気持ちが述べられました。
 
   
  表彰状授与の様子 鏡開きの様子  

 ヘラルド・アギーレ氏、オットー・サラビア氏、国立サンカルロス大学言語センターの皆様、外務大臣表彰の受彰、おめでとうございます!

 各国の外務大臣表彰受賞者は以下リンクをご参照ください。
●令和2年度外務大臣表彰 https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000706.html
●令和3年度外務大臣表彰 https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000889.html
(了)