【コールド・チェーン整備のための緊急無償資金】発電機60台の供与式の実施

令和5年7月5日
  7月5日、コールド・チェーン整備のための緊急無償資金により調達された発電機60台の供与式を実施しました。供与式には、山元大使のほか、フランシスコ・コマ保健大臣、エドウィン・モントゥファル保健次官、UNICEFグアテマラ事務所ヴィンチェンゾ・プラッコ臨時代表が出席しました。
 
(左から)プラッコUNICEF臨時代表、山元大使、コマ保健大臣、モントゥファル次官
 
  今回引渡式にて供与した機材は、昨2021年4月に決定した、日本政府による新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中南米およびアフリカ諸国31カ国に対する緊急無償資金協力(約3,900万ドル(約42億円))により調達されました。グアテマラに対しては、約150万米ドルを供与し、UNICEFを通じて冷蔵庫やクーラーボックス等のワクチン運搬用資機材を行っており、今回が5回目(最終)の機材供与です。
 【参考】
(1)2021年10月:クーラーボックス2400個、保冷剤2000個、(2)2022年2月:ソーラー式冷蔵庫100台、(3)2022年6月:電源式冷蔵庫300台、(4)2022年11月:ソーラー式冷凍庫付き冷蔵庫118台
 
供与された冷蔵庫 式典の様子
 
 コロナウイルス・ワクチンは、その有効性を保つために温度管理が必要です。他方で、グアテマラの農村部や山岳地帯では、電力供給が安定しないため温度管理が難しく、ワクチンの品質管理が課題となっていましたが、今回供与した発電機の設置により、電力不足や停電時にも電力供給が可能となるため、温度管理が必要な予防接種ワクチンや医薬品等を安全に保管することができます。
 

  日本の支援がグアテマラの人々に役立ち、グアテマラにおける新型コロナウイルス感染拡大防止、そして当国の医療体制の強化に繋がることを願っています。 
                        (了)