5月9日、保健省において、コールド・チェーン整備のための緊急無償資金により実施された研修の収録動画と教材を用いて行われる「ワクチンの管理・運搬等のオンライン自主研修講座」の開始式を実施しました。供与式には、出來臨時代理大使のほか、レスリー・サマジョア保健次官、カルロス・カレーラUNICEFグアテマラ事務所代表、保健省マリソル・ガイタン研修課長が出席しました。
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(左から)カレーラUNICEF代表、サマジョア次官、出來臨時代理大使、ガイタン課長 |
今回開始された研修は、2021年4月に決定した、日本政府による新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中南米およびアフリカ諸国31カ国に対する緊急無償資金協力(約3,900万ドル(約42億円))により実施されます。グアテマラに対しては、約150万米ドルを供与し、UNICEFを通じて冷蔵庫やクーラーボックス等のワクチン運搬用資機材供与や医療従事者への研修を実施しました。
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サマジョア次官挨拶 |
出來臨時代理大使挨拶 |
コロナウイルス・ワクチンや定期予防接種は、適切な温度管理や在庫確保が必要なため、それらを担当する医療従事者の育成が重要です。今回スタートした自主研修講座は、保健省の自主学習システムに掲載され、医療従事者は同システムにアクセスすることで時間・場所を問わずにコールド・チェーン管理についての学習が進められます。
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開始式の様子 |
日本の支援がグアテマラの人々に役立ち、当国の医療体制の強化に繋がることを願っています。
(了)