「カモタン市テソロ集落ティサマルテ地区小学校整備計画」署名式の実施

令和7年3月24日

令和6年度対グアテマラ草の根人間の安全保障無償資金協力

 3月24日、当館において、令和6年度草の根人間の安全保障無償資金協力「カモタン市テソロ集落ティサマルテ地区小学校整備計画」の署名式を実施しました。同式典には、桑名大使のほか、発展の種財団グアテマラ支部からマイノール・ダヴィッド・マルドナルド・マサリエゴス代表らが参加しました。
 
(左から)マルドナルド代表、桑名大使
 
 日本政府は、発展の種財団に対し79,528米ドル(11,054,392円)を供与し、チキムラ県カモタン市テソロ集落シサマルテ地区の小学校において、2教室とトイレ棟(便器4基、小便器1基、手洗い場3基、貯水タンク2基)の整備を行います。
 
署名後の握手

 カモタン市は首都グアテマラ市から当方に約210kmに位置し、約86%の住民が貧困状態にあります。市中心部から約30kmに位置するテソロ集落のティサマルテ地区小学校は、同地区唯一の公立小学校で、児童208人が在籍しており、教職員8人が勤務しております。同小学校では校舎の一部の基礎工事を保護者が実施しており、地震による倒壊の恐れがあるほか、いずれの教室も窓が1つのみで日中は薄暗く、降雨時には雨漏りが頻発するなど、子どもたちが集中して学習に取り組める環境が整備されておりません。
         
 このプロジェクトを通じて同小学校を整備することで、ティサマルテ地区の子どもたちが安全で快適な環境で学習に取り組めるようになり、同地区の教育の質の向上に繋がることを期待しています。
(了)