「キチェ県における先住民族の小学校教育改善事業(第2年次)」署名式の実施
令和7年3月14日
令和6年度日本NGO連携無償資金協力
3月14日、当館において、令和6年度日本NGO連携無償資金協力「キチェ県における先住民族の小学校教育改善事業(第2年次)」の署名式を実施しました。 式典には、桑名大使のほか、プラン・インターナショナル・ジャパンの斎藤グアテマラ・プロジェクトマネージャー、サンブラノ・プラン・インターナショナル・クラスター(中米)代表が出席しました。
本プロジェクト(2年次)では、日本のNGOであるプラン・インターナショナル・ジャパンに対し628,679米ドルを供与し、キチェ県サン・アントニオ・イロテンゴ市内の小学校16校を対象に、教師に対するポジティブ・ディシプリン(褒めて伸ばす教育法)の研修、JICA技術協力プロジェクト「前期中等数学科教育の質改善プロジェクト」で策定されたグアテマラ国定数学科教科書「グアテマティカ」を活用した実践的な算数教授法の提供、保護者に対するジェンダー平等や教育の重要性に関するワークショップ、各学校での図書室・図書コーナーの設置及び図書の支給等が実施されます。
2024年3月に始まったこのプロジェクトの第1年次では、同市内13校を対象に教師間での学び合いを通した継続的な教育改善を目指した教師ネットワークを構築したことに加え、教師や保護者を対象としたポジティブ・ディシプリンやジェンダー平等に関する研修、「グアテマティカ」を活用した算数教授法研修、対象4校において課題図書の感想文を提出させる読書週間の導入等が実施されました。第1年次の研修では、参加した教師や保護者たちが教育改善に向けて積極的に研修に参加する様子や、子供たちが楽しんで読書活動に参加する様子がうかがえました。
本事業が対象とするキチェ県の貧困率は74%と高く、その背景には、小学校の修了率、中等学校の就学率の低さ、教育の質の低さ等があげられます。また、本事業の対象小学校では、学年が上がるにつれ児童数は減少し、1年生児童数と6年生児童数を比較すると、後者は前者の約3分1の数となっております。この背景として、教師の能力不足、教科書数の不足、児童生徒の読解力・語彙力欠如、教育の重要性の認識不足があげられます。
このプロジェクトを通じて、対象地域全体が教育の重要性を理解し、同地域内の児童が質の高い初等教育を受けられるようになり、子供たちの将来の夢や目標の実現に繋がることを期待しています。
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桑名大使、斎藤プロジェクトマネージャー、サンブラノ代表およびサン・アントニオ・イロテナンゴ市関係者 |
本プロジェクト(2年次)では、日本のNGOであるプラン・インターナショナル・ジャパンに対し628,679米ドルを供与し、キチェ県サン・アントニオ・イロテンゴ市内の小学校16校を対象に、教師に対するポジティブ・ディシプリン(褒めて伸ばす教育法)の研修、JICA技術協力プロジェクト「前期中等数学科教育の質改善プロジェクト」で策定されたグアテマラ国定数学科教科書「グアテマティカ」を活用した実践的な算数教授法の提供、保護者に対するジェンダー平等や教育の重要性に関するワークショップ、各学校での図書室・図書コーナーの設置及び図書の支給等が実施されます。
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署名の様子 |
2024年3月に始まったこのプロジェクトの第1年次では、同市内13校を対象に教師間での学び合いを通した継続的な教育改善を目指した教師ネットワークを構築したことに加え、教師や保護者を対象としたポジティブ・ディシプリンやジェンダー平等に関する研修、「グアテマティカ」を活用した算数教授法研修、対象4校において課題図書の感想文を提出させる読書週間の導入等が実施されました。第1年次の研修では、参加した教師や保護者たちが教育改善に向けて積極的に研修に参加する様子や、子供たちが楽しんで読書活動に参加する様子がうかがえました。
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小学校での読書週間 | 保護者対象ワークショップ |
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教師を対象とした算数教授法研修 |
本事業が対象とするキチェ県の貧困率は74%と高く、その背景には、小学校の修了率、中等学校の就学率の低さ、教育の質の低さ等があげられます。また、本事業の対象小学校では、学年が上がるにつれ児童数は減少し、1年生児童数と6年生児童数を比較すると、後者は前者の約3分1の数となっております。この背景として、教師の能力不足、教科書数の不足、児童生徒の読解力・語彙力欠如、教育の重要性の認識不足があげられます。
このプロジェクトを通じて、対象地域全体が教育の重要性を理解し、同地域内の児童が質の高い初等教育を受けられるようになり、子供たちの将来の夢や目標の実現に繋がることを期待しています。
(了)