「東部視聴覚障害児学校整備計画」署名の実施

令和5年11月3日

令和5年度対グアテマラ草の根人間の安全保障無償資金協力

 11月3日、サンタルシア視覚障害児教育センターにおいて、令和5年度草の根人間の安全保障無償資金協力「東部視聴覚障害児学校整備計画」の署名式を実施しました。同式典には、出來臨時代理大使のほか、グアテマラ盲ろう者委員会マリア・デ・ロス・アンヘレス・ソベラニス・アギーレ・デ・ルエダ代表理事、サンタルシア視覚障害児教育センターの学生らが参加しました。
 
(左から)出來臨時代理大使、デ・ロス・アンヘレス代表

 日本政府は、グアテマラ盲ろう者委員会に対し84,853米ドル(11,624,861円)を供与し、サカパ県サカパ市の東部視聴覚障害児学校に5教室、トイレ(バリアフリートイレ含む)、多目的スペースの建設を行います。
 
署名の様子 生徒らによる合唱。
日本の曲も披露されました

 
 同小学校は、1991年の開校以来、グアテマラ国東部地域唯一の視聴覚障害児学校として、サカパ県・チキムラ県・フティアパ県・イサバル県・エルプログレッソ県等の生徒を受けいれてきました。現在は161人の生徒が通っていますが、近年、生徒増加により教室不足が発生し、複式学級で授業が行われている他、新たな生徒の受け入れが困難な状況が発生しています。

サンタルシア視覚障害児教育センターの学生らと

 このプロジェクトにより同学校が拡張されることで、現在学校に通う約161人の生徒がより適切な環境で学習が可能になるほか、新たに生徒を受けれることが可能になります。この支援によりグアテマラ国東部地域における包摂的な学習教育改善を行うことで、対象地域ひいてはグアテマラの持続的な発展につながることを期待しています。
(了)