「ロス・アマテス市職業訓練施設整備計画」署名式の実施

令和7年10月16日

令和7年度対グアテマラ草の根人間の安全保障無償資金協力

  10月16日、当館において、令和7年度草の根人間の安全保障無償資金協力「ロス・アマテス市職業訓練施設整備計画」の署名式を実施しました。同式典には、桑名大使のほか、ミティフ・イショク包括的開発協会からアメリア・コフ・サフビン代表理事、ロス・アマテス市からミゲル・アウグスト・ホルダン・カナレス市長らが参加しました。


(左から)ホルダン市長、コフ代表、桑名大使

 日本政府は、ミティフ・イショク包括的開発協会に対し70,413米ドル(10,561,950円)を供与し、イサバル県ロス・アマテス市の青少年向け職業訓練施設において、2教室とトイレ(便器3基、小便器2基、手洗い場4基、地下貯水槽)の整備を行います。


署名後の握手

 ロス・アマテス市は首都グアテマラ市から東方に約200kmに位置し、約59.9%の住民が貧困状態にあります。住民の多くは農業に従事しているものの、市内で就労の機会が乏しく国内や国外への出稼ぎ労働者が多くなっています。ロス・アマテス市は職業訓練庁(INTECAP)、大統領夫人社会福祉庁(SOSEP)との連携により、パン・製菓講座やコンピュータ講座など18コースの職業訓練講座を開講していますが、専用教室が不足していることから不衛生な環境での受講を余儀なくされており、学習環境の改善が課題となっておりました。
 このプロジェクトを通じて職業訓練校を整備することで、ロス・アマテス市の若者が安全で快適な環境で職業訓練に取り組めるようになり、同市住民の自立支援及び所得向上に繋がることを期待しています。
(了)