熱帯低気圧イータ・イオタ被災家族への人道支援

令和3年6月15日
 6月3日、松本参事官は、グアテマラ赤十字のダニエル・ハビエル代表と、国際赤十字(IFRC)の地域マネジャーであるヘラルド・エスカランテ氏と共にイサバル県プエルト・バリオス市のエデン・ヌエバ・ビダとラ・ラグーナのコミュニティを訪問しました。
 
キッチン・キットの供与

 これらのコミュニティは、熱帯低気圧イータ・イオタにより引き起こされた洪水被害を受け、多くの住民が住宅や仕事を失い、近隣の集落への避難や避難所での生活を強いられた場所です。
 日本政府による赤十字を通じたグアテマラへの10万米ドルの財政支援により、今回、同地域を含むイサバル県とアルタ・ベラパス県の被災家族に、人道援助を届けることが実現しました。同プロジェクトでは、3月に約1,000世帯に対し5,000枚の毛布が配布され、今回は約1,500世帯にキッチン・キットが供与されました。また、被害を受けた生活を立て直すため、69世帯に農業のための備品・機材が支援される予定です。
 
コミュニティ内の視察
 今回の人道援助は、熱帯低気圧イータ・イオタ被害を受けた中米地域への日本政府による緊急無償資金協力の一環として赤十字を通じて実施されました。これ以外にも、既に国連児童基金(ユニセフ)及び国連食糧計画(WFP)を通じた災害支援を実施しており、引き続き、災害被害者への協力を継続していきます