ティカル国立公園文化遺産保存研究センター引渡式


平成21年度一般文化無償資金協力「ティカル国立公園文化遺産保存研究センター建設計画」引渡式

76日、グアテマラ国北部に位置するペテン県ティカル国立公園において、長﨑輝章駐グアテマラ大使とペレス・モリーナ大統領及びバッチン文化スポーツ大臣との間で、平成21年度一般文化無償資金協力「ティカル国立公園文化遺産保存研究センター建設計画」(供与限度額:54,820万円)の引渡式が実施されました。

 

本年は、マヤ暦の周期が終了する区切りの年ということもあり、ティカル国立公園文化遺産保存研究センター建設計画に対する日本の援助、及び本件引渡式の実施は、マスコミ、学識者等の注目を大きく浴びました。

 

マヤ文明を代表する文化遺産と生物多様性に富む自然保護地域から構成されるティカル国立公園は、1979年にユネスコの世界複合遺産に登録され、年間20万人を超える観光客が訪れる観光地となっています。ティカル遺跡からは、陶器や石彫などの貴重な文化財が発掘されていますが、これまでティカル国立公園内には文化財の保存・修復、並びに研究活動を行うための施設が十分に整備されていませんでした。

 

本計画は、文化遺産保存のための拠点となる、文化遺産の適正な保存・修復及び研究活動を行う施設(文化遺産保存研究センター)を整備し、文化遺産保護に関わる人材・組織を支援するとともに、グアテマラ国民及び海外からの旅行者に対して教育、広報を行うことを目的としています。

 

文化遺産保存研究センター外観

文化遺産保存研究センター外観

長﨑大使、ペレス・モリーナ大統領及びバッチン文化スポーツ大臣によるテープカット

鏡開き

 

 

 <<TOP>>